IEの修正プログラムを出来るだけ早くアップデートしてください

マイクロソフトのインターネット閲覧ソフト「インターネット・エクスプローラー(IE)」で安全上の弱点が明らかになった問題で、同社は1日(日本時間2日未明)、欠陥を修正するプログラムをネットを通じて提供し始めた。IEは基本ソフト(OS)のウィンドウズに付いている標準ソフトで、修正プログラムは今月上旬にサポートをやめた「ウィンドウズXP」も含めて対応する。

修正プログラムは、使っているパソコンがソフトを自動的にアップデート(更新)する設定であれば、何もしなくても適用される。マイクロソフトは「ほとんどの人が自動更新になっている」と説明している。

自動更新になっていない場合は、画面の「コントロールパネル」から「ウィンドウズ・アップデート」に入ると手動でダウンロードできる。マイクロソフトは「すみやかな更新を勧める」としている。

マイクロソフトは4月26日、IEの「バージョン6」から最新の「バージョン11」までに欠陥が見つかったと発表し、ハッカーによる攻撃を受ける可能性があると指摘されていた。個人情報などが盗まれるおそれがあるため、官公庁や企業ではIEを使うのをやめる動きが相次いでいた。(ニューヨーク=畑中徹)

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