「エクスプローラー使うな」と警告 米国土安全保障省 ハッカー攻撃の危険

米国土安全保障省は28日、ハッカー攻撃にさらされる危険があるとして、米マイクロソフト社の閲覧ソフト「インターネット・エクスプローラー」を使わないよう警告、代替ソフトの使用を呼び掛けた。ロイター通信が伝えた。

米当局によると、バージョンが「6」から「11」までのインターネット・エクスプローラーが攻撃を受けた場合、大きな危険につながる恐れがあるという。(共同)

しかしながらインターネット・エクスプローラーを使わないという訳にはいかない方へもっとも推奨したいのは、EMET(Enhanced Mitigation Experience Toolkit)4.1のインストールである。EMETは未知の脆弱性を含め、インターネットアクセスに伴う危険性を緩和するためのツールだ。EMETは現時点で英語版しか用意されていないが、日本語環境でも問題なく使用できる。EMETの日本語関連情報、ダウンロード方法などはここにまとめられている。

EMETはIEを通じた攻撃を直接防ぐのではなく、攻撃によって生じる”任意のプログラムコードの実行”を妨げる緩和ツールだ。したがって、EMETをインストールすることで動かなくなるアプリケーションが出てくる可能性もあるが、一般的なアプリケーションの動作範囲ではほとんどは問題にならない。

もしEMETで必要なアプリケーションが動作しない場合は、次にマイクロソフトが推奨しているセキュリティ設定の変更で対応することもできる。なお、EMETのインストールは推奨設定のままで今回の脆弱性を防ぐことは可能で、他の作業は必要ない。上記のCSAコンピュータ緊急対応チームでも、このツールのインストールを推奨している。

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